「購入したいお客様がいらっしゃいます」ってホント? 不動産売る時 東京『不動産売却物語』第4話
2021/11/08
こんにちは、東京都の渋谷区や港区、目黒区などで不動産を売却する時に役立つ情報を発信している、東京不動産売却相談所です。
今回は、第4話で「購入したいお客様がいらっしゃいます」ってホント? をお送りいたします。
妻「ねえ、ポストにこのチラシが入っていたわよ。このマンションを◯◯◯◯万円で購入したいお客様がいるって書いてあるわよ!」
夫「どれどれ‥お、うちと同じくらいの広さだし◯◯◯◯万円で買ってくれるならいいかも。」
妻「売ろうか考えていたところだからちょうどいいんじゃない。これならすぐに売れるわよ!」
夫「そうだな・・・でもこれって本当かな?こっちはその気になっちゃうけど、そんなに都合がいい話はあるのか?」
マンションの売却を考えているご夫婦の会話です。どうやらポストに入っていたチラシに魅力的なことが書いてあるようですね。大手仲介さんのチラシでよく見かけます。
実際はどうでしょうか? 結論から申し上げると、購入希望のお客様がいることもあるかもしれませんが、条件が一致することは稀です。実は私も家族と住んでいるマンションを大手仲介さんに売却をお願いしたことがあります。当時も不動産会社に勤務していましたが、会社を通したりすると気まずかったり公私混同してしまうので、敢えて一般のお客さんになって売却を依頼していました。そうです、魅力的なチラシの文句に惹かれて(汗)
ところが、すぐに購入客が決まったことはありませんでした。残念ながら広告に書いてあるような購希望者がいるような展開にはなりませんでした。
見せかけなのか、サクラなのか分かりませんが、内見のお客様は連れてきたことがありましたけど。これは知り合いの不動産仲介の方も言っていましたが、初めのうちに内見者を連れて来ることはするでしょうね。と言っていましたのでそういうことですね。
売却を任せた仲介会社に希望条件が一致するお客様がいることは稀です。不動産は一つとして同じもは無く、すぐに購入してくれるお客さんを連れてきてくれるとは限らないのです。
物件をお預かりした仲介会社は、業者間の流通システムに登録し、SUUMOなどのポータルサイトに登録し、販売チラシを作成して業者間で紹介しあい広く買主さん候補を探します。
そして、たった一人の買主さんとご縁が繋がることが不動産というものです。
チラシの文句に惑わされないことです。
会社が有名だから決めるというのも危ない選択です。担当者が売却にどれだけ取り組んでくれるか、その人に信頼感を持てるかなどで選択した方が良いでしょう。3ヶ月以上の期間中お付き合いしていくのですから。
見かけだけでなく、中身を見るようにしましょう。そのためには、面倒がらずに電話や面談して話してみることです。理想的な売却ができるように少しだけの労力を惜しまないことをお勧めいたします。
今回はこの辺で失礼いたします。次回は早めに投稿いたします。